近場での住替えを検討している場合「よくわからないから、不動産会社を訪ねていろいろ相談しながら部屋探しをしたい」と考える人も多いです。
では不動産会社はどう選んだらいいのでしょうか。
良い物件に出会うために片っ端から不動産会社を訪ねる、というのはオススメしません。
なぜなら、基本的にどの不動産会社も扱っている物件はほぼ同じだから。
ただし、人気物件などは外部に出さず自社に来たお客のみに紹介するというケースもありますので、気になる方は系列や場所の違う2~3社程度を訪ねるといいと思います。
不動産会社を選ぶポイントはいくつかあります。
宅建業免許番号を調べる
不動産業を営業するには宅建免許が必要です。
- 免許番号の例
- 東京都知事(2)第1234号
- 国土交通大臣(3)第1234号
最初の東京都知事、国土交通大臣は免許の種類になります。
複数の都道府県に事務所がある場合は国土交通大臣免許、一つの都道府県にのみ事務所がある場合が都道府県知事免許となります。
事務所が複数の都道府県にまたがるかが免許の種類の違いになりますので、都道府県知事免許より国土交通大臣免許の方が信用度が高いとか偉いとかそういうことはありません。
カッコ内の数字。これは更新回数になります。
宅建業免許は5年ごとに更新しなければいけないきまりになっています(1996年以前は3年ごと)。この更新を迎えるたびにカッコ内の数字がひとつづつ上がっていきます。
(2)なら免許交付を受けてから6~10年営業をしているということになり、この数が大きいほど長く営業をしていることになります。
一番最後の数字。これが免許番号になります。
これは更新してもかわりません。
宅建業免許番号は提示しなければいけないきまりになっていますので、各不動産会社ホームページはもちろん、賃貸物件資料、賃貸物件検索サイトの会社情報にも必ず記載されています。
更新回数が多いほど良い会社というわけではありませんが、ひとつの指標にはなります。
希望地の近くにある不動産会社を選ぶ
不動産会社同士で物件を紹介し合うシステムが出来ているため、紹介される物件はどの会社もだいたい同じです。
ですから、家の近くの不動産会社でも通勤・通学途中にある不動産会社でもあまり変わりありません。
ですが、近くにたくさん不動産会社がありどこに行くか迷う場合は、希望地域の近くに店舗を構える不動産会社を選ぶのが良いと思います。
その地域に店舗を構えているので地域情報が集まりやすく、また不動産会社の社員さんも実際その地域に勤務しているので買い物や渋滞など生活する上での情報をもっているからです。
また、複数の不動産会社をまわる場合は、地元に古くからある不動産会社も訪ねるようにしてください。
地元に密着した不動産会社は、地主とのつながりが強く情報も豊富です。
会社のホームページを確認する
その会社のホームページがあるならアクセスしてみましょう。
会社概要やプライバシーポリシーなどの情報がきちんと掲載されていることを確認しましょう。
賃貸物件検索サイトに会社情報も掲載されていますので、物件検索のときには確認するようにしてください。